wordを使って製品ラベルをデザインした際に遭遇した問題と解決策をまとめる。
現象の整理(何がおきた?)
- 色付き図形を作成する
- 前述の図形を背景として、無色透明のテキストボックスを重ねる
- テキストボックスは文字を入力してある
- 編集画面では表示に異常なし
- 印刷すると、文字を入力したテキストボックス部分だけ背景色が濃く印刷された
- 文字を入力した範囲の背景部分だけが濃くなる
- 文字のないテキストボックスだけなら、背景色は正しい濃さで印刷された
- テキストボックスに空行部分を作ると、その部分の背景色は正しい濃さで印刷された
⇒文字がある領域だけ、背景色が二重に処理されたように見
条件の整理
- 図形に直接文字 → 問題なし
- 透明テキストボックス(文字なし) → 問題なし
- 透明テキストボックス(文字あり) → その領域だけ濃くなる
- 背景を画像にすると発生しない
仕組みについて
Word及び印刷時のの具体的な仕組みについては不明だが、文字描画時の半透明ピクセルと背景の合成が関与していると考えられる。
結論
Word上で作成した色付き図形の上に、文字入りの透明テキストボックスを重ねて印刷すると、テキストボックス領域の背景色が濃くなることがある。
一方、文字なしの透明テキストボックスでは発生せず、また色付き図形に直接文字を入れた場合も発生しない。 そのため、この現象は「透明テキストボックスそのもの」ではなく、Word図形の上に重ねた“文字入り透明テキストボックス”の印刷時処理に起因すると考えるのが妥当。
解決策
背景をWord図形ではなく、PNG/JPGなどの画像として配置すると、同じように透明テキストボックスを重ねても背景色の濃度変化は発生しなかった。
したがって実務上は、背景色・背景図形を画像化してから文字を重ねる方法が有効な回避策である。