企画展には複数の博物館(美術館)を巡回するものと、巡回しないものがある。
その違いは次のとおり。

  • 作品を「動かせるか」
    • 輸送リスク:破損、振動、温度変化、盗難
    • 保存条件:
    • サイズ・設備:大型の展示物や特殊な展示ケースが必要なほど、コストが跳ね上がる。
  • 借りられるか(貸し手の条件)
    • 条件:期間、展示順、警備、人員、展示ケース仕様など
    • 都合:所蔵館の回収、研究・修復スケジュールなど
  • 採算
    • 複数館で費用を分担できるか → 巡回に向きやすい
    • スポンサーがつく / 全国規模で需要が見込めるか → 巡回に向きやすい
  • コンセプト
    • 場所に依存しているか
  • 権利関係・技術要件
    • 映像・写真・現代美術:著作権・使用許諾・機材仕様・設置手順など
    • デジタル作品:会場ごとの技術力が要る

参考例:2026年 巡回なしの特別展

  • 中之島美術館:フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展
  • 国立新美術館:ルーヴル美術館展 ルネサンス
  • 東京都美術館:オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び