読書習慣を続けるための段階的な読書法
出発点:知識管理が読書を重くしていた
このノートは、読書法を最初から高度化するのではなく、まず読書が続く状態をつくるという判断に至るまでの記録である。
当初は、Kindleでハイライトし、Notionで整理し、抽象化して既存の知識と接続し、Permanent Noteへ発展させるところまでを、一度の読書で行おうとしていた。その結果、読む最中から「重要か」「分類できるか」「自分の言葉にできるか」「将来再利用できるか」を考えることになり、読書そのものよりも読後の整理が重くなっていた。
問題は読書能力の不足ではなく、初回の読書に高度な知識管理まで求めたことで、処理の段階を飛ばしていた点にあると整理した。
読書の役割を段階で分ける
初回から自分の言葉で結論を出す必要はない。読書を続けるためには、次のように段階を分ける方が自然だと考えた。
- まず著者の言葉を借りて、何が書かれているかを受け取る。
- 複数の本を読み、似た説明や異なる説明に触れる。
- 違和感、疑問、確かめたい点を見つける。
- 再読や比較を通じて、必要なときに自分の言葉で再構成する。
初回読書で、抽象化、体系化、既存ノートとの接続まで完了させない。この段階分けは、知識管理を捨てるためではなく、後から必要な処理を足せるようにするための判断である。
当面の読書運用
当面は、読書の達成条件を軽くする。
- 本を開き、活字に触れたら成功とする。
- 読了していなくても失敗にしない。
- ハイライトは、気になった箇所に付けるだけでよい。
- アイコン付け、細かな分類、初回からのノート化は求めない。
- 再読や別の本との比較が必要になったときに、要約、抽象化、ノート化を追加する。
BookNotionで紹介されているような、後でハイライトを振り返れる仕組みは参考にする。ただし、その仕組みも知識を即座に体系化するためではなく、「この本を読んだ」「こんな話があった」と思い出すきっかけとして扱う。
読書習慣を優先する理由
読書には、知識を得ることだけでなく、スマートフォンの無目的な利用を減らしたいという目的もある。ショート動画、SNS、無目的なWeb閲覧より読書が重い作業になると、疲れたときにスマートフォンへ戻りやすい。
そのため、今は読書を鍛錬として厳しくする段階ではなく、読書筋力を要求しない段階と位置づける。仕事、ゲーム、チョコザップといった既存の優先順位や習慣を壊さず、その後に読書を置けることを重視する。
1年間の方針とその先
まず1年間は、読書をサステナブルに続けることを目標にする。
最初から高度な知識管理を目指すのではなく、まずは読書が続く状態をつくる。その実績を土台にして、後から要約、抽象化、知識体系化を段階的に追加する。
読書習慣が定着し、活字に触れる時間が増え、スマートフォンに使う時間が減ったと実感できた場合に、要約、抽象化、Permanent Note化を必要に応じて再開する。